それから数日が過ぎた
ラナとレナは、今日の夕食の為に
港町ウィルスまで行く事になった
今までウィルスまで行くには、マンタームの森を通らないと行けなかったのだが
ラヴェストからウィルスまで一直線な道による工事がやっと終わったようである
レナ「ねね、今日の夕食、何にするの〜?」
ラナ「うーん、どうしようかなぁ・・・?」
レナ「んじゃ、カレーライスは?」
ラナ「レナちゃん・・・昨日もカレーライスだったじゃん・・・
お姉ちゃんに、またカレーライスかよ!と怒られちゃうよ」
レナ「そっか・・・」
ラナ「今日は思い切って、ステーキ料理にしようかな?」
レナ「ステーキ・・・!」
ラナ「うん、ステーキだよ」
レナ「豆腐ステーキじゃ・・・ないよね?」
ラナ「違うよ、本物のステーキだよ」
レナ「良かった」
ラナ「どうして、豆腐ステーキと・・・?」
レナ「前にプロミネンスから、今日はステーキだよと言ってきて
喜んでいたら、豆腐ステーキで騙された事があったから・・・」
ラナ「・・・」
またプロミネンスの話が出てきてしまった
どうやらレナとプロミネンスの仲にて、そういう過去もあるようだ
ラナ「それにわたし、一度もレナちゃんに騙した事ってないよね?」
レナ「う、うん・・・」
ラナ「そんな事しないから、安心してね!」
レナ「うん・・・」
そして港町ウィルスへ着いた
ラナは、レナと出会う数ヶ月前にもここへ寄った事があるらしく
話の成り行きで、近くにある電波塔へ行く事になった過去があるようだ
ラナ「そういえば、前にここで」
レナ「うん?」
ラナ「エミちゃんを迎えにマリンちゃんと電波塔へ入った事があったなぁと
思い出しちゃって・・・」
レナ「は、はあ・・・」
ラナ「港町ウィルスと言うと、エミちゃんが住んでいる場所でもあるよ」
レナ「そうなんだ?」
ラナ「うん」
そう噂をしていると、そこにエミ・バリアティンクが歩いてきた
エミ「あ、ラナちゃん、レナちゃん!」
ラナ「エミちゃん、お久しぶり!」
エミ「最近会わないから、寂しかったよ・・・!」
ラナ「ごめん、修行とお勉強に忙しくて・・・」
レナ「・・・」
エミ「どうしたの?ここへ着ちゃって・・・?」
レナ「うんとね、今日の夕食の食材を買いに来たの!」
エミ「そうなんだ?」
レナ「うんうん、今日はステーキだって!」
ラナ「ちょっとレナちゃん・・・そんな勢いよく言わなくても・・・」
レナ「えへへ」
エミ「は、はあ・・・」
レナは、カレーライスも好きであるが、ステーキも大好きである
勢いよく言うのも無理がなかった
エミ「あたし、これから用事があるから、ここで失礼するね!」
ラナ「あ、うん、またね〜」
レナ「また〜」
エミ「そんじゃあね〜!」
エミと別れた後、港町ウィルスにある店へ入った
そこにはとてつもなく広い店であり、何でもかんでも揃っているのでは?と
最初レナがそう思った位に広い店である
最初レナがここに来た時、ラナとはぐれてしまって
迷子になって泣き出したと言う過去もある程である
レナ「ねえラナ・・・この前みたいにいなくならないでね・・・」
ラナ「う、うん・・・」
レナ「わたし、ここで迷って散々な目にあってるからさ・・・」
ラナ「・・・」
レナはエミと同様に泣き虫な少女でもあり
エミと違って、泣き止ませるのに少々時間が掛かっていた
ラナ「そんじゃ、最初はお肉からかな?」
レナ「うんうん!」
そうして二人の姉妹は、あっと言う間にお買い物を済ませ
ラヴェストへ戻り、家の中へと入り、早速夕食の支度を始めた
そして夕食後・・・
レナ「ふう、おなかいっぱい」
ラナ「わ、わたしも・・・」
レナ「まさか、あんなに量があったとは思わなかったよ・・・」
ラナ「レナちゃんが一番食べてたね、そういえば・・・」
レナ「う、うん、そうだっけ?」
ラナ「そうだよ・・・」
レナ「うへぇ・・・」
ラナ「さてと、わたしはお勉強しようかな?」
レナ「またお勉強なの?」
ラナ「うん、しっかりやらないといけないからね!」
レナ「うへぇ・・・」
EPISODE 8 へ続く
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